コロナウィルスの報道が目立ち始めた今年の2月。
でもその後、世の中がこんなにも激変してしまうとはまだ想像もつかなかった頃、私は生まれてはじめて味噌を仕込んでいました。
麹の専門店で開かれる味噌づくり教室に行ってみた
そもそもなぜ味噌を作ってみようと思ったのかと言うと、
「お母さんの自家製味噌だとみそ汁の味が全く違う!市販の味噌とは比べ物にならない!」
という話を友達から聞いたからです。いきなり自分でチャレンジするのもハードルが高いので、町田にある井上麹店さんの味噌作り教室に行きました。
他に生徒さんがいなかったのでマンツーマンで対応していただきました。
手作り味噌と麹の専門店 井上麹店(町田市小山町)
厳選した国産材料を使用し、無添加、手作りにこだわっています
家庭で味噌を作るのに何が大変かというと、大量の大豆を茹でる作業が大変だそう。前日から大豆を水に浸し、茹でる最中はアクをこまめに取り、様子を見ながら注し水をして、4時間もかかるとか。大豆は2倍に膨張するので鍋も大きい物でなくてはなりません。
というわけで、「そこは省きましょう!」と、教室では茹でた大豆が用意されていました。
仕込む前に当然手を洗うのですが、
「石鹸は使わないでください」という注意が印象的でした。
自分の手についた菌も大事なのですって。
いよいよ仕込み作業スタート!
標準的な米麹でチャレンジ!
■材料(トータル 5キロ)
大豆:乾燥1kg→茹で2.2kg(山形産エンレイ)
麹 :2kg (米麹)
塩 :400g(なみしお)
あめ:適量 (あめとは大豆の茹で汁のこと)
■手順
茹でた大豆を手で潰し
↓
麹&塩と混ぜ
↓
茹で汁(”あめ”と言う)で固さを調整し
↓
中の空気が抜けるよう味噌玉を作って
↓
樽に詰めて⇒振り塩
以上!という感じで拍子抜けするぐらい簡単。
大量の茹で大豆を潰し、粘土遊びのように樽に詰めていくのは日常にはない作業で楽しかったです。

Hiさんはペットボトルで自家製醤油を仕込んでいて、醤油も作るのが簡単と記事に書いています。味噌も醤油も昔は自家製が当たり前の時代があったわけですから、頭でっかちに構えなくてもいいのかもしれません。

作業が終わると、休憩のおやつを出して頂きました。塩こうじに漬けた豆腐や卵、甘酒など、腸活エリートになれること間違いなしの大サービスでした♪
味噌作りは簡単だけれど、こまごまとしたコツや注意点を教えてもらえたので、井上麹店さんに行ってみて良かったです。
あとは寝て待つのみ!約8ヶ月後のお楽しみ
なるべく涼しいく温度変化の影響がないところへおいて、あとは「こうじ菌」が大豆を分解して、美味しい味噌に変えてくれるのを待つだけ。
ごくまれにカビで全滅してしまうこともあるそうなので、麹菌頑張れ!と祈るばかりです。

さて、できあがった味噌はどうだったのか?![後編]の記事に続きます。