味噌を仕込んでから8か月近くが過ぎ、世界も、日本も、自分の日常すらも日々大きく変化していく中、仕込んだ大豆は粛々と麹菌に分解されて味噌になっていました。
仕込みから8か月 ドキドキの味噌開き
なるべく涼しいところに置いて、暑いあつい夏を乗り越えた味噌樽。
(樽といってもバケツ型のプラスチック容器ですが)
途中、蓋の隙間から覗くと、カビが見えたのでダメになったのではと心配していました。
カビだらけを想定し樽をベランダに持ち出し、恐る恐る開けてみると…カビは…生えていました。でも思ったほどではありません。良かったー!!!
実は重しを忘れたので、乗せていれば空気が遮断されてカビが生えなかったかも。
麹って本当に強いのですね!

上の部分は、振り塩をしているのでカビと一緒に取り除きます。すると下からきれいな味噌が出てきました。良かった~!ほっ。美味しそうな味噌の香りがプンと漂います♪

手前味噌ではありますが、みそ汁は素晴らしく美味しい!
さて、友達から聞いた「自家製味噌のみそ汁の味は全く違う!」を、検証すべく早速みそ汁を作ってみました。普段通りの野菜もりもりの具だくさんで「映え」ないのですが、味は本当に全力で自画自賛できるほど美味しかったです。
複雑で旨味が濃い、味に奥行きがあると言ったらいいでしょうか。
出汁を一切使わなくても旨味があるのにはびっくりでした。
麹のパワーでいま流行りの「腸活」も期待できそうです!

豆は好みで粗めに潰したのですが、発酵が進んでいたせいか味噌濾しを使わずとも、カケラさえ滑らかでとにかく美味しかったです。
自分を褒めるとき使う「手前味噌」という言葉を、今回”実感”として理解しました。
自分が作った味噌のうまさを、もう自慢せずにいられない!
この言葉があるということは、きっと昔から誰もが、自分の味噌を褒めちぎっていたのでしょうね。いにしえの人と心が通じ合ったような気がしました( ´∀` )
大豆を潰すとき、石鹸で手を洗わず自分の菌も参加させるのですから、作った本人が一番おいしいのは当たり前なのかも!
自家製味噌をたくさん作ると惜しげなく使える!
今回、米麹で5キロ、玄米麹で5キロ 合計10キロの味噌をドドーンと仕込みました!
玄米麹は発酵に時間がかかるので、あと1か月ほど先のお楽しみ。食べ比べが待ち遠しいです。
これだけたくさんあると、味噌漬け系の料理にも気軽にチャレンジできます。たっぷりの味噌を使って鶏むね肉を漬け込んでみましたが、旨味が増し増しで美味しかったです。
おにぎりに味噌を乗せる”焼きむすび”もいいかも!

天高く馬肥ゆる秋、
あぁ、この際!
ちまちま体重のことは気にせずに
自家製味噌で実りの秋をおいしく過ごしたいと思います!
では
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